国立歴史民俗博物館友の会 本文へジャンプ
会員による会員のための見学会 
        水と夢の苦しみ・両総用水を訪ねる  
実施年月日 テーマ 集合場所 備考
2014年  3月  
 4日(火)

 
水と夢の苦しみ・両総用水を訪ねる
    (日帰りバス見学会)  
JR成田駅西口
9:00集合 

  

友の会見学会

 

両総用水を訪ねる(バス)

 

平成26年3月4日(火)晴

コース: JR成田駅→佐原第一用水機場→第四用水トンネル(佐原市)

     →飯土井橋地点(多古町:栗山川上流:疎水路)

     →水争殉難碑(横芝光町:中世篠本城跡)

     →志摩城址・弥生再葬墓跡(千葉宗家終焉の地)

     →多古円筒分水→新第二揚水機場(横芝光町)

     →公平水道橋→東金円筒分水→御蛇が池(東金市:用水池)

     →京成成田駅

参加人員:36名

 

今回は千葉県でも降水量の少ない九十九里浜に、利根川の水を供給する両総用水を学ぶバスの旅である。農業用水として利根川の水を取水する佐原市の第一用水機場は、現在では飲料水をも取水しており、揚高21mより吐水され、多くのトンネルを抜け栗山川に注がれ、栗山川下流で農業用水と飲料用水に別々に取水されている。農業用水は新第二揚水場で再び38m揚水され、第三揚水機場並びに各支線に分配される。第二揚水場では全ての用水をコンピューター制御で管理している。明治27年には農業用水を巡る争いから尊い命が失なわれ、その結果水を分配する円筒分水の方式が確立し、現存しているのを確認でき、先人の知恵を実感した。


 

        

  案内会員 : 大野 吾一、野平 和男、 猪野 映理子