会員による会員のための見学会
「太田道真、道灌親子により江戸城・川越城と共に築城されたと伝えられている岩槻城の遺構は、城址公園の黒門、時の鐘、藩校としての遷喬館、大構の一部上に建つ愛宕神社を残し消滅している。現在は、関東最大の150軒の人形の町として発展している。」との理解のもと岩槻の街中の一部を歩いた。
人形店で興味を持ったのは、武者人形は大正時代に流行したこと、武者の乗る馬はサラブレッドが輸入される前の日本古来の馬を忠実に再現しているとのこと。中世の騎馬武者の姿を想像する参考になるのかな? 訪れた大龍寺、淨安寺、芳林寺は城下町の大寺の風格の残しおり、天誉上人の直筆と云われる印章のある「南無阿弥陀仏」の石碑に感動した。最後の芳林寺では時間が無く、多くの参加者は太田道灌の宝篋印塔の参詣できなかったのが残念であった。
また、道端のさりげなく残されている享保時代の庚申塔や、屋根の上の魔除けの翔輝様の風習が残っていることなどが印象に残る見学会であった。
参加人員:36名
コース
東武岩槻駅→矢作人形店→愛宕神社→大龍寺→淨安寺→時の鐘→遷喬館
→東玉大正館→岩槻郷土資料館→東久お人形歴史館→八雲神社→芳林寺
→東玉人形博物館→東武岩槻駅解散
案内会員:小池 裕、牧野 光男、小林 尚好 、
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