2018年度 歴博歴史の旅・見学会

歴博歴史の旅 会員による会員のための見学会
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               歴博歴史の旅
実施年月日 テーマ 講 師
2018年 11月11日(日)
  ~13日(火)
南東北 戊辰戦争と震災の記憶 天野 真志先生
(専門:近世・近代史)
明治150年との関連で戊辰戦争を東北から見直すことを主要テーマに天野真志先生に引率して頂いた。戊辰戦争の実態や東北各藩の苦悩を知り、「官軍・賊軍、朝敵」等で刷り込まれた歴史ではなく、様々な立場から見た「公正な歴史観」を築くことが何より重要であると実感した旅であった。
コース (1日目)白石市にて歴史シンポジウム「戊辰戦争 奥羽の選択~それぞれの列藩同盟~」の聴講
(2日目)白石城(戊辰戦争時の奥羽諸藩拠点)
     世良修蔵墓所 (仙台藩士等に暗殺された奥羽鎮撫総督参謀 (長州藩士) の墓所)
     旗巻古戦場 (仙台藩領唯一の戦争地)
     駒ヶ嶺城跡
     御殿岬古戦場跡 (戊辰戦争時仙台軍の最前線地~最後の後い(駒ヶ嶺戦争)の拠点)
     東日本大震災慰霊碑
(3日目)宮城県松島町 観瀾亭(奥羽鎮撫総督府宿泊地)
       〃    瑞巌寺
     仙台市博物館(「戊辰戦争 150 年」を中心に見学)
*天候等により行程が変更になる場合や、見学順序が入れ替わる場合があります。
   宿泊:(1日目)白石市(ビジネスホテル:シングル) (2日目)仙台市(旅館:相部屋)
参加費 42,000円
(参加者数により多少増減します)
(現地集合、朝食2・昼食2・夕食1付き)
参加者数 19名
集 合 JR白石蔵王駅 11月11日(日) 13:00 解 散 JR仙台駅 11月13日(火) 15:30頃

白石城へ

白石城の説明

集合写真(白石城にて)

旗巻古戦場の説明

旗巻古戦場を歩く

松島にて

五大堂にて説明に聞き入る

瑞巌寺






会員による会員のための見学会
実施年月日 見学会名 備考
2018年 5月12日(土) 船橋(葛飾栗原郷)を歩く 参加:44名
正延寺では弁天の祠の扉を開いていただき、宝成寺では本堂に招かれ、成瀬氏や禅寺の建築様式の説明を受けた。
春日神社の「かつしか田圃」開拓記念碑にあるが如く、勝間田池や葛羅の井・ゲエロの池など豊富な水資源を確認できた見学会であった。
コース JP西船橋駅 ⇒ 旧葛飾小学校趾碑 ⇒ 春日神社 ⇒ 成瀬地蔵 ⇒ 現葛飾小学校 ⇒ 正延寺(折戸の弁天様を参拝) ⇒ 勝間田池跡 ⇒ 葛飾神社 ⇒ 宝成寺(成瀬氏の墓、本尊釈迦如来を参拝) ⇒ 萬善寺跡(廃寺) ⇒ 葛羅の井 ⇒ 妙見神社 ⇒ ゲエロの池 ⇒ 八坂神社と光明寺 ⇒ 大六天
集 合 JR西船橋駅改札口 13:00 解 散 印内バス停 16:00頃
(JR西船橋駅まで現金100円)
案内会員 三橋 俊一、林田 秀孝、大野 吾一 参加費 500円

春日神社社殿前にて

正延寺本堂

葛飾神社拝殿

葛羅の井

妙見神社

ゲエロの池

八坂神社

大六天の説明を聞く






会員による会員のための見学会
実施年月日 見学会名 備考
2018年 6月20日(水) 両国界隈の歴史を訪ねる 参加:46名
現在では、相撲と江戸博物館の町である両国に、江戸の味覚 与兵衛鮨発祥の地や今も営業している、ももんじや(猪や鹿の肉:ももんじい)の店がありました。その店は両国・広小路の大高源吾の句碑の近くです。公園の一角に一昨年に立てられた「すみだ北斎美術館」はエレベーターだけが展示場へ行ける珍しい美術館で、北斎の写生画(漫画)や歴博の企画展示同等な版木の展示があります。復興記念館・慰霊堂は関東大震災と東京大空襲の犠牲者の慰霊の施設であり、黒焦げの遺体の痛ましい資料が展示されています。
コース 両国駅 → 回向院 → 大高源吾の句碑 → 旧両国橋広小路跡 → 与兵衛鮨発祥地 → 春日野部屋 → 出羽海部屋 → 吉良邸跡 → 芥川龍之介記念碑 → 勝海舟生誕の地 → すみだ北斎美術館 → 錦戸部屋 →八角部屋 →復興記念館・東京都慰霊堂 → 旧安田庭園
集 合 JR両国駅西口改札口前 13:00 解 散 JR両国駅前 16:45頃
案内会員 浅生 武治、小林 尚好、小池 裕 参加費 700円(北斎美術館入館料を含む)

回向院明暦の大火横死者等供養塔の前で

大相撲 春日野部屋

吉良邸前

すみだ北斎美術館にて

東京都復興記念館

東京都復興記念館 関東大震災の絵の前で

東京都慰霊堂

旧安田庭園にて






会員による会員のための見学会
実施年月日 見学会名 備考
2018年 7月20日(金) 霞ヶ浦沿岸をめぐる
(古代茨城バスの旅)
参加:41名
現在も使用されている横利根閘門はパナマ運河方式の水路であった。あんば様で有名な大杉神社は色彩豊かで、種々の神を祀る神社であった。霞ケ浦が内海であったことを示す上高津貝塚は、貝塚層の展示が実貝塚と離れていたのは残念であるが、製塩を含め充実した展示であった。山頂につくられた富士見塚古墳は整備された綺麗な前方後円墳であり、石室が前方部にある珍しい古墳であった。
コース JR成田駅西口→横利根閘門→浮島(和田岬)→大杉神社→<昼食>→上高津貝塚(土浦市立考古資料館)→富士見塚古墳→牛久シャトー→JR成田駅西口
集 合 JR成田駅改札口 8:40 解 散 JR成田駅西口 18:25
案内会員 浅生 武治、渡邉 和男、神庭 恵、
藤澤 晴子、野平 和男
参加費 5,500円(昼食代含む)

横利根閘門

あんば様で説明を聞く

大杉神社拝殿

土浦市立考古資料館にて

上高津貝塚層の展示

復元竪穴住居

富士見塚古墳

牛久シャトー






会員による会員のための見学会
実施年月日 見学会名 備考
2018年 9月13日(木) 東上総(大多喜・いすみ)中近世バスの旅
(日帰りバス見学会)
参加:45名
大多喜城址の城周辺には、城郭造りの簡単な情報板があり、現高校の建つ二郭には近世の井戸とは思えないほどの大きな井戸があった。城下街の古民家は、奥行きが深いわりに間口も大きく感じられた。
商い資料館には、江戸時代に使われていた大きなソロバンがあり、メモ板が付属されていたことに知恵の広さを感じた。
計画初期にあった「チバニアン」の情報が資料に付記されたことは、大変参考になった。
コース 京成佐倉駅→大多喜城址(県博物館分館)→大多喜城下街並み散策→(昼食)→行元寺(いすみ市・旧書院欄間彫刻)→万木城跡(櫓台まで登城)→海雄寺(土岐氏菩提寺・釈迦涅槃像)→メキシコ塔(御宿)→ドン・ロドリゴ上陸の地→京成佐倉駅
集 合 京成佐倉駅北口 8:30 解 散 京成佐倉駅 19:00頃
案内会員 大野 吾一、三橋 俊一、鷲見 博史、
谷中 直樹
参加費 5、000円(食事代込み)

大多喜城址(県博物館分館)

大多喜城址(薬醫門)

大多喜城下 渡辺家住宅(国の重要文化財)

行元寺山門(慈雲閣)

行元寺拝殿

海雄寺の釈迦涅槃像

記念写真:メキシコ塔の前にて

ドン・ロドリゴの遭難の話を聞く






会員による会員のための見学会
実施年月日 見学会名 備考
2018年 10月26日(金) 草加宿から草加松原を歩く 参加:38名
草加宿の南端である淺古家地蔵堂、市立歴史民俗資料館、東福寺、神明庵で現地の方が現存する資料や専門知識を基に、丁寧な説明をしていただいた。資料館では、近世における草加宿の役割、東福寺では寺子屋経営の実態が、神明庵では古建築の生活環境上の構造などを聞くことができた。
コース 草加駅→淺古家地蔵堂→淺古家住宅→葛西道石碑→藤城家住宅→道路元標→大川本陣石碑・清水本陣石碑→
市立歴史民俗資料館→東福寺→神明庵→神明社→曽良像→甚左衛門堰→松尾芭蕉像→草加松原散策→獨協大学前
集 合 東武伊勢崎線草加駅 中央の改札口 12:30 解 散 東武伊勢崎線獨協大学前駅 17:00
案内会員 鷲見 博史、小池 裕、谷中 直樹 参加費 500円

草加駅前にて行程の説明を聞く

浅古屋の地蔵堂前にて

藤城家住宅

東福寺

甚左衛門堰

望楼

記念写真

草加松原を歩く






会員による会員のための見学会
実施年月日 見学会名 備考
2019年 1月14日(月・祝) 博物館初詣
「特別史跡・加曾利貝塚」を歩く
参加:81名
多人数のため4つの班に分かれて見学することとなった。
土器の口縁部の文様の変化、胴部や底部の文様の消す技法、肉厚などによって時代が異なる事や、貝層断面に現れる魚類・動物の骨など時代により異なるなどの説明があった。復元住宅では火を燃やしたり、体験型の楽しい見学会であった。
コース (班に分け見学した場所)
加曽利貝塚博物館、北貝塚住居跡群、北貝塚貝層断面、南貝塚貝層断面、南貝塚復元集落
集 合 ①千葉都市モノレール桜木駅 13:15
②加曾利貝塚正門 13:30
解 散 加曾利貝塚博物館  15:30
案内会員 浅生 武治、小林 尚好、鷲見 博史、
林田 秀孝
参加費 500円

集合場所にて

博物館内での説明

北貝塚での説明

北貝塚の住居跡

北貝塚の断面

南貝塚の断面

南貝塚の復原住宅

南貝塚での説明






会員による会員のための見学会
実施年月日 見学会名 備考
2019年 3月9日(土) 神楽坂から早稲田へ
武と学と文と芸の町を歩く
参加:45名
皇居北桔橋門の石垣に見る施工関係者の銘や紋を、遙かに超える大きな字で書かれた牛込見附の阿波守の基石の解説から見学会が始まった。3月末で閉館する「東京理科大学近代科学資料館」で計算機の歴史を見た。最初のコーナー4には、歴博第3室の寺子屋で行われている算木やそろばんの展示室であった。算木の箱内には、太さの違う算木があり、どのような使われ方がしたのであろうか?又、そろばんの天(上の玉)が3個もあるそろばんや携帯用の紙のそろばんが展示されていた。文豪が愛したと思われる神楽坂料亭街の細い裏道や、道灌と同時代の牛込氏の遺跡など興味の尽きない見学会であった。
コース 飯田橋西口 → 牛込橋・牛込見附 → 東京理科大学近代科学資料館 → 泉鏡花・北原白秋旧居跡 → 見番 → 善国寺の羅沙門天と石虎 → 光国寺(牛込城跡・便々館湖鯉鮒の墓・旅人供養塔) → 天文方屋敷跡 → 尾崎紅葉旧宅跡 → 赤城神社 → 小浜藩邸・杉田玄白生誕の地 → 大日本印刷(伝由井正雪屋敷跡)→ 済松寺(通過) → 多聞院(吉川湊一の墓・松井須磨子の墓) → 浄輪寺(関孝和の墓) → 宗山寺(牛込氏墓・山鹿素行の墓) → 漱石山房公園 → 漱石誕生の地 → 東西線早稲田駅解散
集 合 JR飯田橋駅「西口」出てすぐ富士見町教会前
12:30
解 散 地下鉄東西線早稲田駅 16:30
案内会員 松本 博之、三橋 俊一、谷中 直樹 参加費 500円

牛込見附にて最初の説明を聞く

東京理科大学近代科学資料館

科学資料館で計算機の歴史の説明に聞き入る

神楽坂見番前にて

善国寺の羅沙門天

赤城神社

浄輪寺:算学者 関孝和の墓

漱石公園の猫塚にて